南アで先生をする人のブログ(因島編)

JICA海外協力隊。南アフリカ共和国で小学校の先生をしています。

隊員報告会・先輩隊員たち

コロナ、かなり大変な状況になっていますね。

日本の状況をネットニュースやSNSで確認していると、苦労したり悲しんだり悔しがったりしている声をたくさん聞きます。実際に日本にいるわけではないので雰囲気や空気感はわからないのですが、とにかく早く事態が収まることを祈るばかりです。

一方でチラホラと素敵なニュースも聞こえてきます。各専門家や学校の先生たちが自宅で困っている子供達向けに動画や授業を公開したり、自身のマスクやトイレットペーパーを他人に譲る人がいたり。テレワークや時差出勤も進んでいるようですね。「禍を転じて福となす」ではないですが、事態が収束したときに何か発見や学びや変化があるといいなとも思います。

こちらに関しては、5日に国内で1人目の感染者が出ました。また武漢に住んでいた南ア人199人のうちの132人が今後国内に退避するようです。南アはマスクをする文化がないので少し心配ですが、普段通り衛生面健康面に気をつけてできることをしていきます。

 

さて本題!

先週はプレトリアにて「隊員報告会」が行われました。

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任地からプレトリアまでは長距離バスで移動します。バスは二階建て。荷物を入れる場所が少ないので後ろに荷物用のコンテナを連結しています。過去にバスでロスバゲ(荷物がなくなること)した先輩隊員もいたと聞いているのでちょっと心配だったけど問題なかったです。安定の?1時間遅れで出発し、7時間ほどかけてプレトリアに着きました。移動大変。

 

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報告会の様子です。国によって報告会の様子は多少違いがあるようですが、うちは隊員数が少ないので基本全員参加です。隣国レソトエスワティニの隊員も合同で、10人ちょっとでの会でした。中間報告者が2人最終報告者は2人、特別講義1人、どの方も想像していた何倍も素晴らしい活動報告で(お世辞ではなく本当に)、「すごい」意外の感想が最初は出ませんでした。任地で1人活動しているだけではどうしても視野が狭くなってきてしまうので、先輩隊員たちの報告は刺激になりました。教育系の人が多かったこともあり比較もしやすかったです。

 

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今回は計約3日間一緒に過ごしたわけだけど、ほぼ毎晩みんなでご飯を食べました。報告会のような公式の場もとても勉強になったのだけど、こういう砕けた場でざっくばらんに真面目な話ができたのが今回一番の収穫だったな。先輩隊員たちもみんな悩んだり落ち込んだりという波を越えながら活動しているって知ることができて安心したし励みになりました。今の自分に必要な助言や言葉もたくさんいただいたので、忘れずにコツコツ毎日を積み重ねようと思います。

 

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今回嬉しかったことの一つは食事。日本食美味しすぎる。3日間で日本、韓国、中国とアジアンフード食べ尽くしました。写真撮ってないけどサムゲタンが絶品だった。

食べながら日本語でたっぷり話ができるのも最高でした。ノンストレス。相手が話している内容がしっかり理解できるし、細かなニュアンスまで伝えられるし。母国語強い。スワジ語やら英語やらで普段いかに不自由しているのかを改めて実感しました。と同時に語学の問題は活動の質に直結するし、自分のストレスにもなるし、相手のストレスにもなるし…頑張らなければいけないなと反省する機会にもなりました。

 

おまけ写真。活動の合間を縫って何人かでプレトリア動物園に行きました。

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ブラックマンバという毒ヘビ。世界最強の毒ヘビでうちの近所にも生息しているそうです。全然知らなかった。見た目は可愛いのにね。以後気を付けます。